西谷 絵理
東京店 ショップスタッフ
引っ越しを機に調理道具も一から揃えることになり、柳宗理のパンチングボウルとも迷いましたが、平ザルの使い勝手の良さと、ボウルの深さに惹かれてconteのまかないシリーズで揃えることにしました。ザルとボウルを重ねた状態で、同時に別々の用途に使えるので、狭いキッチンスペースでも効率良く料理の仕込みができます。例えば肉じゃがを作るときは、上のザルにはスライスした玉ねぎや、水を切ったしらたきなどを置き、下のボウルで水を受けながらじゃがいもを水に浸けておくのが私の定番スタイルです。しらたきや豆腐も、水を切った後はザルに乗せたまま包丁で切っています。それから出汁もザルを乗せたボウルに鍋から流し込むだけでかつおぶしを濾すことができる。面倒と思いがちな出汁も工程を減らして楽しく作りたいですよね。具材をかき混ぜる時の深さとその安定感、洗う時に目詰まりしないやスッキリした縁。使えば使うほどこんな使い方もできるのかと、料理が楽しくなってきます。実は柳宗理のパンチングボウルとconteのボウルはサイズごとにぴったり重ねられるので、用途に合わせて使い分けるのも良いですね。