天童木工リングスツール・ブラック

天童木工リングスツール・ブラック 1955 Since 1955

¥39,600円（税込）

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天童木工創設メンバーの一人で、当時の工場長であった加藤徳吉がデザインした椅子です。

誕生は1955年。東京オリンピックの時には五輪スツールと呼ばれ大変な人気でした。座面と脚だけの単純な構造でありながら、随所に技術者のアイデアが詰まっています。一般的なスツールは張り地を裏へ回して釘で留めるだけですが、リングスツールは座の側面にわずか3mmの溝をつくり、そこへシートを打ち込んでいます。さらにその上を電線コードで埋めて端をきれいに仕上げているのです。
座面と脚は中に金属パイプを叩き込んで接合する特殊な構造で、一度組んだら絶対に抜けないといわれるほど強固に固定されています。中央の丸い穴は軽く座りやすく持ちやすいを実現しています。また中心に向かって座板に角度がついており、座りやすさも工夫されています。1966年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

メーカーについて

株式会社天童木工

1940年、将棋の駒作りで有名な山形県天童市に創業。始まりは地元の木工職人が結成した工業組合（天童木工家具建具工業組合）。戦中は弾薬箱やおとり戦闘機などの軍需品を手がけ、戦後に家庭用家具の生産を開始する。日本でいち早く成型合板の技術を実用化させ、社外のデザイナーを起用して一般家具だけでなく官公庁や企業の注文家具を数多く製造。木工に関して高い技術力を持つ企業として海外でも高い評価を得ている。