つづくをたべるレシピ 036 埼玉「ゆず巻き」

大根で柚子の皮を巻き、糸で繋いで、軒先にぶら下げる風景は、古くからゆずの栽培が盛んな越生町、毛呂山町あたりの冬の風物詩。正月料理のひとつとして食べられてきました。干すと、ポリポリとした大根の食感が生まれ、すっきりとした柚子の香りと共に、よい箸休めになります。

━━━━━━━━━
材料
━━━━━━━━━
○大根 適量
○柚子 1個

A
○柚子果汁 50cc
○酢 大さじ1
○砂糖 大さじ2

━━━━━━━━━
作り方
━━━━━━━━━
1. 皮をむいた大根を約3ミリの薄さでスライスし、ザルに並べる
2. 風通しのよい、陽の当たる場所に、半日ほど置いておく
3. 柚子は、皮を千切りに。果汁は絞っておく
4. 大根がしんなりしたら、柚子の皮を4~5本入れて巻く
5. 保存容器に並べたらAをかけて、1日置いたらできあがり

━━━━━━━━━
メモ
━━━━━━━━━
*柚子果汁が絞れなければ、酢で代用してOK。白いわたの部分が厚い場合は、切り落としてください。
*しんなりするまで、大根をしっかり干すのがミソ。屋外で干す場合は、柚子を巻く前に汚れを落としてください。
*漬けて1日から食べられますが、2~3日経っても風味が増します。