インターン日記 19

初めまして!d47 MUSEUMインターン生として6月から12月までの約6ヶ月間インターン生として活動させて頂くことになりました。写真左から、峯村瑠一(みねむらるい)、稲葉桐子(いなばとうこ)、米山明莉(よねやまあかり)谷名真果(たになまなか)、の4人です。

 

d47 MUSEUMでは、毎年インターン生を受け入れています。そんな学生インターンの活動の様子を記録していきます。今回はその第一回目。

今回のインターンプログラムとしては大きく2つ。現在開催中の「SAMPLING PRODUCT 47都道府県の見立てのプロダクト展」と次回企画展のプロモーションプランを、それぞれ提案し実践します。

これまでのインターンプログラムは1人体制でしたが、今回は初めての4人体制ということで、4人それぞれの強みを活かして新しい領域に積極的に足を踏み入れていきたい…!

同時に、インターンを通して社会人おける自立性を養い、D&DEPARTMENTが掲げる「ロングライフデザイン」とは何かを考えながらプログラムに取り組んでいきます。

最初のキックオフミーティングから早一ヶ月半。まず私たちが取り組んだことは「d47 MUSEUM」の現状を分析すること。

強みや強調したい方向性、お客さんの傾向などを、実際に私たちが店頭に立って接客をしたり、スタッフにインタビューをしたり、そして比較対象となる店舗に出かけたりと、様々な方法で捉えていきました。

年齢も学部も専攻も異なる4人。最初は戸惑い試行錯誤しながら話し合いを重ね、お互いの特徴や得意なことを理解し合いながら進めていきました。

 

そして約一ヶ月に及ぶリサーチ期間を経て、その分析結果を発表する最初の場がありました!

膨大な量のデータをまとめる作業と、授業でもあまり機会のないグループでの発表という形式に苦戦しながらも、個々の力を発揮してやり切ることが出来ました。

好評を得た点もありましたが、多くのアドバイスを頂き、分析の仕方や伝え方の重要性について実感しました。

現在は、次回の再分析発表に向けて進行中です。

 

それでは第15期のインターン日記 第一回では、4人それぞれから簡単な自己紹介と、インターンに応募したきっかけ、これまでやってみての感想や今後の目標などをお話させていただきます!

 

初めまして。d47 MUSEUMインターン生の稲葉桐子です。

美術大学でインテリアデザインを専攻しています。インターンに応募したきっかけはナガオカケンメイさんの本に影響され、「作らないデザイン」を実践している場を実際に見てみたかったからです。普段私は美術大学で、ただ作ることに没頭するだけで、”もののまわり”が見えていませんでした。例えば今手元にあるペンや紙、誰がデザインして、どこで生産して、どんな所でどのくらい使われているのだろう?と、見えない誰かや場所に簡単でもいいので思いを巡らせると、意外と発見があるのかもしれません。

ものと人が出会う瞬間。そのものを通して活動を知る。そして活動の輪ができる。こうしてロングライフな仲間づくりは始まっていく。そんな”もののまわり”の輪を、インターンを通じて実感しています。

実際に作業に参加した時や店頭に立った時は、自分が憧れていたD&DEPARTMENTの活動に携われていることが夢のようでした。第一回の発表が終わり、この1ヶ月を通して自分の視野が大きく広がりました。インターンメンバーや社員のみなさんとの対話や発表、リサーチなどを通して、ものを見る時の解像度が上がったなと自分なりの少しの成長を感じました。これから12月まで、d47 MUSEUM、D&DEPARTMENTに関わる全ての人・ものを吸収し、多くの方々にお届けできたら幸いです。どうかよろしくお願いいたします!

 

初めまして。d47 MUSEUMインターン生の谷名真果です。

大学5年生で主にサステナビリティについて学んでいます。特に発酵に興味があり、卒業論文は発酵をテーマに研究を進めています。昨年は1年間大学を休学して、日本の麹屋さんや酒蔵に住み込みで滞在したりしていました。

インターンに応募したきっかけは、以前からD&DEPARTMENTのインスタグラムをフォローしており、「ロングライフデザイン」という言葉がなんとなく好きだったことと、デザインはできないけれど「場を編集する」ことに携わり、学べるものがあるのではないかなと思ったことでした。

第1回目のプレゼン発表まで活動してみて、ひとつアウトプットを出すという課題をひとまず終えられてほっとしています。メンバーのことをお互いに知りながら、役割を補い合う感覚が少しずつうまれてきたようにも感じていて、これからのインターン内容がより充実したものになりそうで楽しみです。

d47 MUSEUMのインターンを通じて、たくさんの情報を集め、メンバーやスタッフの方との話し合いを重ね、なんとなく好きな「ロングライフデザイン」の実態をわたしのことばで説明できるようになりたいです。次のインターン生にもつながる有意義な学びを得られるように精一杯取り組みます!よろしくお願いします!

 

初めまして。d47 MUSEUMインターン生の峯村瑠一です。

私は美術大学の4年生でプロダクトデザインを専攻しています。現在は卒業制作を制作中で、研究テーマは「“巻き”のデザイン」です。巻きの製品としての合理性と視覚的な美しさに魅了され研究を進めています。

インターンに応募したきっかけは、以前開催していた「47 RENTAL STORE展」や「ものにはまわりがある展」でD&DEPARTMENTを知り、その有意義な活動に共感したことでした。

私はグループの中でリーダー的な立場として進めています。集まった4人はどこか共通している感覚があるかと思いきや意外と全く異なっていて、話すたびにいつも新しい刺激を受けています。普段、大学の授業内で行うリサーチや発表とは異なるグループワークとしての活動に戸惑いや難しさを感じる部分がありつつも、チームで作り上げるプロジェクトに歓びを感じています!

実際にスタッフの方と行う活動が増えていく中で、表には現れない膨大な量の作業と丁寧な選択、そしてその再現性の高さに驚きを隠せません…プロジェクトを通して社会人としての在り方を学ぶと同時に、自分なりの「ロングライフデザイン」とは何かの答えを導き出したいと考えています。よろしくお願いします!

 

初めまして。d47 MUSEUMインターン生の米山明莉です。

大学院2年生で西洋美術史について学んでいます。色に興味があり、点描を使って絵を描いたジョルジュ・スーラという新印象派の画家について研究しています。美術館やギャラリーに行ったり、舞台を観たり、以前は音楽をやっていたり…と芸術全般に興味があります。

インターンに応募したきっかけは、もともとd47 MUSEUMに足を運んだことがあり、昨年求人を見ていた時にインターンも受け入れていることを知って興味を持ったからでした。作り手の方のお話を聞いたりすることが好きで、ロングライフデザインについてもいろんな角度から知ってみたいと思って応募しました。

インターンがスタートして、4人で活動し始めてから1ヶ月ほど経ち、お互いのことを少しずつ知ることができて、ほぼ初めてのグループワークに緊張していたのですが、だんだんと感覚が掴めてきているような気がします。

今回の展示では小さなパーツなども取り扱っているのですが、ひとつひとつ梱包する時に「少しの手をかけることで手に取りたくなるものに」とおっしゃっていて、その一手間の大切さを実感しました。

初回の発表を経て、d47 MUSEUMのことを他社と比較したりして分析する中で、「解像度をあげていってほしい」というお言葉をいただいて、これからも「気づき」やそこから得られる学びを大切に精一杯取り組んでいきたいと思います。12月まで、どうぞよろしくお願いいたします!

 

ご覧頂きありがとうございました!今後も第2回第3回と、インターンを経験していく中で得られた気づきや感想などを公開していく予定です。また、私たちインターン生はそれぞれ渋谷ヒカリエにあるd47 MUSEUMにて店頭にも立たせて頂いています。インターン生ならではの視点でのお話もできると思いますので機会がありましたらぜひお越しください。

12月までの短い期間ではありますが、切磋琢磨しながら頑張りますので今後もよろしくお願いします!