d食堂 in 二戸(2)漆器で地酒を愉しむ

7月13日(土)14日(日)に行われた「d design travel IWATE スペシャルツアー」に、d47食堂とdたべる研究所が共同参加しました。浄法寺漆のふるさと、岩手県二戸市の暮らしのなかで育まれた食文化をまなび、滴生舎にて、地元の生産者と参加者のみなさんで食卓を囲む「d食堂」をポップアップでオープン。『d食堂 in 二戸』と題し、3本立てのフォトレポートをお届けします。

1日目の夜、宿泊先のおぼない旅館のロビーをお借りして「漆バー」をオープン。二戸に蔵をかまえる南部美人のお酒を、滴生舎の漆器でお出しさせて頂きました。

南部美人の仕込み水は、みなさんがホタルを見に行った折爪岳の伏流水です。

・「大吟醸 初ばしり

・「南部美人 特別純米酒

・「純米大吟醸 心白(山田錦)

・「梅酒(糖類無添加)

・「貴醸酒 Luciola(ルキオラ)

明日に備えて酔いが回りすぎないよう、稲庭岳の麓にある岩誦坊へ湧き水を汲みに。昔、この地に住んだお坊さんが、金鉱を掘り当てようと掘り進んでいた時、多量の湧き水が出たので掘るのをやめ、石を積み重ねて人目から遠ざけたとの逸話があります。この石積みの間から流れる湧き水を「岩誦坊」と呼ぶそうです。

お酒や漆器だけでなく、参加者のみなさん同士の交流もたのしんで頂けたようです。

酒のつまみとして、石橋せんべいの「フライせんべい」などをご用意しました。油でカラッと揚げたサクサクとした歯ざわりは、南部せんべいのイメージをくつがえしてくれます。

つぎへつづく。

>> 7月14日(昼)d食堂

滴生舎で地元食材をふんだんに使った料理をご用意。生産者と参加者のみなさんで食卓を囲みました。