2012000302247 gorohachi
  • 赤川焼 dオリジナル 五郎八茶碗 翡翠
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富山県東部の朝日町でつづく、伝統的な乳酸発酵茶「バタバタ茶」のための器。専用の茶筅「夫婦茶筅」を、カタカタと器にぶつけながら泡立てて飲むため、厚手で丈夫な「五郎八茶碗(ごろはちぢゃわん)」を使います。茶の色が映える白と、朝日町の名産・翡翠をイメージした緑の2色。
 
 
STORE ORIGINAL PRODUCTS
泡モコモコで飲むのが一番美味しい、専用のお茶碗。
富山店スタッフ 進藤
 
「五郎八茶碗」は、富山県の東の端・朝日町に伝わる発酵茶「バタバタ茶」を飲む時に使われる専用のお茶碗です。「バタバタ茶」とは、室町時代に朝日町の蛭谷地域に伝わったとされる歴史あるお茶です。夏に収穫した茶葉を乳酸発酵させて作る後発酵茶で、酸味はなく、独特の香ばしい香りと甘みがあります。朝日町では、この「バタバタ茶」を「五郎八茶碗」と呼ばれる専用の茶碗に淹れ、「夫婦茶筅」と呼ばれる2本の煤竹を合わせた独特の茶筅で振り立て、泡立てて飲みます。泡立てることで、甘みが増し、クリーミーな味わいになります。「バタバタ茶」では、一般的な茶道と異なり、カタカタとお碗に茶筅をぶつけながら振ります。そのため、「五郎八茶碗」は、茶筅をぶつけても心配ないように、厚みを持たせて丈夫な作りになっています。ごくごく普通のお茶碗のように思いますが、片手にすっぽりおさまる大きさ、茶筅を振っても溢れる心配のない深さが絶妙でしっくりきます。「バタバタ茶」はそのまま飲んでも美味しいのですが、やはりおしゃべりしながらお茶を点てて、泡モコモコで飲むのが一番美味しい。それには専用のお茶碗を使うのが一番!と思い作りました。製作をお願いしたのは、同じ朝日町にある赤川焼の野村彰先生です。伝統の形はそのままに、バタバタ茶の色がよく映えるよう白い釉薬のものと、朝日町の名産品である翡翠をイメージした緑色の3色をオリジナルで作って頂きました。