ドメーヌ・ショオ × D&DEPARTMENT ロゼスパークリング 2023
新潟県見附市内の畑で収穫された3種のブドウを使用したロゼスパークリングです。2023年は猛暑の影響で、豊作の品種がある一方で、一部色づきが悪かったり、少し時期が遅れただけで生食用に出荷できず廃棄の危機に陥ったブドウがあったりと、大変な年でした。2023 年の天候と地域の雰囲気、そして必至に奔走した造り手みんなのバタバタ感が詰め込まれた、楽しくて美味しいワインになりました。
しっかり冷やして、飲む前によく混ぜて完全に濁らせてから飲むのがおすすめです。スチューベンの甘く可愛い香りではじまり、キャンベルのベリー感と綿あめのような甘やかな香りに続き、後半は巨峰の旨味がしっかりとまとめあげています。じっくり飲んでも飲みごたえがありますし、みんなでワイワイと楽しくスイスイ飲めるワインです。
- タイプ｜ロゼ スパークリング
- 品 種｜スチューベン、巨峰、キャンベル（すべて新潟県見附市産）
- 内容量｜750ml
- アルコール分｜9％
- 製造者｜Kobayashi Winery 株式会社（新潟市西蒲区角田浜1700-1）
- ・無濾過
- ・酸化防止剤不使用
- ※吹きこぼれる可能性がありますので、開栓前には冷蔵庫等で十分に冷やしてから、ゆっくりと開栓してください。
〈生産者〉
ドメーヌ・ショオ
新潟市街地の南西部、日本海に広がる海岸地帯にあるワイナリー。Domaine（ドメーヌ）とは、フランス語でワイン醸造所のこと。ドメーヌ・ショオは、醸造家である小林さんの「小（ショウ）」から名付けた小さなドメーヌ。Chaud（ショオ）にはフランス語で「熱い」や「情熱的な」という意味があり、熱い心をもってワインを造っています。
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ウェブサイト
〈生産者からのひとこと〉
ドメーヌ・ショオ 小林英雄さん
「いきあたりばったり」でつくろう、と話して生まれたオリジナルワインづくりですが、2023年は「いきあたりバッチリ」なワインになりました。ドメーヌ・ショオ小林の方でD&DEPARTMENTの味を想像し創造しました。妄想と逃げようのない現実のバチバチした火花の着火点です。アツいワインになりました。
2023年は、見附市のキャンベルが豊作でした。ただ今年の猛暑の影響で一部色づきが悪く「収穫を2回に分けさせてくれ」との依頼があり、作業的にはかなり厳しいスケジュールでしたが、葡萄の品質を第一に2回に分けました。色づきがなかなかこなくて、あれよあれよと時間がたち、1回目に仕込んだキャンベルとの混合はできないくらい間が空いたので別仕込みになりました。そしたら色づきが遅かったスチューベンもそのタイミングに合わせたいとなり、「え？タンク足りないんだけど！」とこちらも厳しい状況。なんとかタンクを用意したのですが、「え？スチューベンこんだけ！？」農家さんもびっくりのちょっとしか取れず。そうなるともう個別仕込みが難しい。よし！スチューベンとキャンベルの混醸だ！...そういった流れで醸造をスタートしたところ、新たな連絡が。「巨峰を作っている農家さんが体調不良で生食で出荷できなくなった。ワイン用として買い取ってもらえないか」とのこと。このままでは捨てられてしまうらしい。さらに言うと捨てるのにもコストがかかるらしく、農家さんの負担のなんと多いことよ。全量買い取ることにしました。なんと！同じ地域の3種の葡萄が来ることになった！これは全部合わせてテロワールワインを造れるのではないか！見附市のあの地域の雰囲気を液体に溶かし込め！と強く思った時に、ふと、これはD&DEPARTMENTさんのやつだ！とひらめきました。D&DEPARTMENTの、d47食堂では「47都道府県の生産者を訪ね、各地に根付く、その土地ならではの食材や食文化を活かしたメニューを提供しています。食を通じて、生産者さんたちの想いとともに、各地の個性と魅力を伝え、お客さまに楽しんでいただく。」（HPより抜粋）とあります。これじゃん！地域の葡萄を3種、それぞれの農家さんの想い（猛暑に振り回されたw）、それをなんとかギチギチのスケジュールの中一番面白い液体にしようと頑張った醸造者！って僕ですが。いやはや大変だった（笑）
最終的にめちゃ楽しくて美味しい子に仕上がりました。2023年の天候と地域の雰囲気、そして必至に奔走した造り手みんなのバタバタ感が詰め込まれてます。まさに「いきあたりバッチリ」なワインに仕上がりました。ぜひ飲んでみてください！
