高橋工芸(木工作家・高橋秀寿)
北海道・旭川にてロクロ挽きの木製テーブルウエアを手がける。木が持つ本来の色や木目をそのまま活かし、日常生活の中での使いやすさを意識したものづくりをしている。大治将典、小野里奈といった若手デザイナーと共にロクロの側に立ち、三人で手触りを確かめながら製品を生み出している。道産の素材にこだわり、山に木が植えてある状態から買い付け、伐採し、数年かけて寝かせ、反りや縮みを落ち着かせた後に、やっと加工にとりかかる。それぞれ最適な部分を選び、ひとつひとつを手作業で丁寧に仕上げていく様子はまさに職人技。