製造元のLACONICへのリスペクトを込めて全体のデザインはそのままに、背表紙にdのロゴマークを型押。持ち運びにも便利なコンパクトな名刺ファイルには名刺が240枚収納可能。
身も存在も軽い名刺ホルダー
名刺はなくなるという人もいるけれど、僕は逆に初めて会う人の最小限で最大限な自己紹介ツールとして、どこか新聞やラジオのような普遍性を感じます。僕もちょっと前までは「名刺なんてなくなっても大丈夫」と思っていましたが、一周して、なんだか「面白い自己表現」になっていくように思っています。
最近は愛知と沖縄によく通っていることもあり、名刺ホルダーを持ち歩きます。記憶力の弱い僕にとって、瞬時にパラパラと見えて、思い出せることは、とても重要で、オフィスにしまっておく名刺ホルダーもあるでしょうけれど、僕はその土地に出張する際は、その都道府県の名刺ホルダーごと持ち歩きます。この時点で「カバンで持ち歩きやすい大きさ」が必要となります。そして、めくりやすさ。よく1ページに3枚か、それ以上のものがありますが、僕はこの1ページ2枚の情報サイズが好きです。ペラペラとめくっていくわけなので、いち見開きごとの情報はシンプルであって欲しくて、要するに、探し出しやすい。思い出しやすい。
明日から愛知だ、という時に、儀式のようにこの名刺ホルダーをーパラパラやる。「あ、そういえば、この人にメールするんだった」とか「あ、そろそろこのひとと呑みに行こうかなぁ」となる。持ち運びに便利ということは、存在自体に身軽さがあるということ。なので事務所のいかにも仕事なシーンだけではなく、ショップカードを入れたり、キッチンに置いたりとする存在感も好き。(ナガオカケンメイ)