- 亜鉛鉄器のバケツなどを製造してきたぶんぶくのロングセラー。誕生から50年以上もオフィスや学校などでよく使われてきたゴミ箱。
- スタッキングが可能で、無駄なくぴったり収まる。目に留まる場所にあっても、オブジェのように様になるデザイン。
- ポスターや図面を丸めて入れたりするなど、工夫次第で用途もさまざま。
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推薦理由
ナチュラルな木製のものや、機能的だけど味気ないプラスチック製のものとも違う、感じが良くて、飽きのこない素材感とデザイン。それが、このテーパーバケットの魅力だ。日本の高度経済成長期に誕生し、オフィスや学校などで50年以上も使われてきたロングセラー商品は、当時製造していたバケツの持ち手を外してゴミ箱に転用したのが始まり。もともとバケツや水ひしゃくなど、家庭用金物の製造を行っていたぶんぶくは、その板金加工技術を活かし、現在では、公共の場で使われる大型ゴミ箱や傘立て、灰皿などの環境備品も製造。実は私たちが日常でよく目にする光景に、ぶんぶくの製品が登場している。控えめな佇まいで公共空間に置いても悪目立ちしない製品をつくる、ぶんぶくらしいデザインが、このテーパーバケットにも表れている。スタンダードにゴミ箱として使ってもよいが、直径と高さのバランスが整っているので、ゴミ以外のものを入れてもよい。丸めたポスターや製図用紙のスタンドに、あるいは傘立てとしても使えそうだ。(渕上涼子 / D&DEPARTMENT PROJECT)
大正7年創業のぶんぶくがつくる事務用ゴミ箱です。どこにでも馴染むスタンダードなデザインで、発売開始から50年以上、オフィス・学校・家庭などで広く愛用されてきました。各部品はカシメ加工で接合しているため、腐食しにくく堅牢なつくりになっています。また、胴体のリブには強度確保の目的だけでなく、2個以上を重ねても深くはまらず外しやすいという利点があります。新聞や雑誌を入れるバスケットとしても使用できます。