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d design travel WORKSHOP 沖縄南城

祈りの文化が根づく沖縄県南城市。

沖縄県南部・東海岸沿いに位置する南城市。琉球王国に語り継がれた「神話」に欠かせない、神の島と呼ばれる「久高島」や、祈りの場でもある「斎場御嶽(せいふぁうたき)」を有する場所です。

沖縄県南城市の魅力を発信する『d design travel 沖縄南城』号が完成。d design travel編集部による、市民参加型のワークショップを経て、ロケハン、取材、原稿執筆、撮影など、市民参加者が誌面作りに関わりながら制作しました。

d design travel WORKSHOP 沖縄南城
2021年2月18日(木)無料配布開始
編集長:神藤秀人
発行元:沖縄県南城市(南城型エコミュージアム普及・啓発・発信事業)
配布先:全国のD&DEPARTMANT各店
発行日:2021年2月18日(木)
表紙:仲村渠の綱引き

水の豊かな仲村渠(なかんだかり)の集落では稲作が盛んに行なわれていました。沖縄といえば、さとうきびと思われがちですが、近くの「受水走水(うきんじゅはいんじゅ)」という場所は、沖縄の稲作発祥の地と呼ばれ、今でも集落の有志によって小さな水田が継承されています。仲村渠伝統の綱引き行事は、豊作を願いこの稲の藁で手作りされています。壁画から少し歩くと、集落の広場からは穀物の種が流れ着いたと言われる、神の島(久高島)を望む南部の海の景色。先人が海に感謝し、水に感謝し、そしてその思いを綱で今に繋げる、この地域の人の手で描かれた手触り感のあるこの壁画はそんな集落の願いを感じることができます。昔の水田が広がる景色を想像しながら一度訪れてみてください。