山形の「山」から教わる暮らしとものづくりの旅

d47 MUSEUM 第30回企画展「ものにはまわりがある展」(2022/5/16(月)~9/19(月)開催)では、「もののまわり」をテーマに、地域のものづくりや、場所、食文化、活動を紹介してきました。本展では、その土地らしいプロダクト、場所、食文化、活動を「もの」として捉え、その「まわり」を会場内で紹介する他、各地のキーマンとのツアーや勉強会など、現地へ実際に旅をして学ぶプログラムを実施しています。

 

 

山形県北東の内陸部に位置する、最上地域の暮らしを体験する、一泊二日のプログラム。
豪雪地帯の最上地域では、1年の半分は茶の間にこたつが出ているほど、雪に閉ざされている期間が長く、田畑を耕せる期間も限られています。

ここで暮らす人たちは、山の恵みを大切に使い、楽しむ暮らしの工夫や知恵が今も残っています。

 

今回は、収穫時期終盤を迎えている、里芋やなめこ採り体験などを通し、山形の「山」から生まれた文化や暮らしの手仕事を学びましょう。
※本プログラムは宿泊を伴います。

 

一日目のスタートは、真室川地町・大沢地区の伝承野菜農家「森の家」の佐藤春樹さんの畑へ向かいます。

近くの堤・魔ヶ谷地から、きれいな水が流れ込む土地で、室町時代から代々受け継がれてきた伝承野菜「甚五右ヱ門芋」などを栽培されています。「甚五右ヱ門芋」は、煮崩れはしにくいものの、やわらかい食感で、口の中であっという間に溶けてしまうほど。山形の秋の恵みを感じる宝物です。

 

次に向かうのは金山町の「遊学の森」
9月~12月まで収穫時期を迎える、原木なめこの収穫体験を行います。

 

夕食は、甚五右ヱ門芋となめこ、当日収穫したばかりの材料を持ちよって「芋煮」をみなさんで一緒につくります。
芋煮は、里芋の収穫期の秋から冬によく食べられている山形の郷土料理のひとつで。「芋煮会」といって河原に鍋や材料を持込み、家族や友人などと一緒につくったり、各家庭でも団らんに欠かせない一品です。

 

芋煮を煮込んで待つ間は、みなさんで夕食につかう箸と、箸留めをつくりましょう!

 

二日目は宿泊施設で朝食を済ませ、新庄市で定期的に開催されている「kitokitoMARCHE(キトキトマルシェ)」へ。お買い物や周辺の散策をゆっくり楽しんでいただき、解散となります。

 

【 プログラムの流れ 】

集合:JR東日本 奥羽本線「真室川駅」にて
※東京方面から電車でお越しの場合は、11:37着/JR 奥羽本線(秋田行き)が直近の便です。

 

一日目:11/19(土)

◯11:50 真室川駅にて集合・出発

|?移動(車で約15分)

◯12:10 伝承野菜農家「森の家」到着/伝承野菜「甚五右ヱ門芋」の収穫体験(芋のおみやげ付き)

※長靴が必須になります。畑の泥で、汚れることが想定されます。

◯13:30 「森の家」出発

|?移動(車で約30分)

◯14:00 「遊学の森」到着/なめこ採り体験

◯15:00?「遊学の森」 出発

| 移動(車で約5分)

◯15:10 宿泊施設 到着(ホテルシェーネスハイム金山)/チェックイン

館内説明・自由時間(館内の温泉に入ったり、ゆっくりお過ごしください)

◯16:30 再集合/芋煮づくり・杉の箸&箸留めづくり体験

◯18:00 みんなで夕食

◯自由時間・就寝
※甚五右ヱ門芋となめこ採り共に、作物の栽培状況によって、やむをえず内容を変更させていただく場合があります。(特に、甚五右ヱ門芋は最後の収穫時期のため)

 

二日目:11/20(日)

◯起床/朝食(館内にて)※朝食代は参加費に含まれています。

◯9:45 集合/宿泊施設 出発

|移動(車で約25分)

◯10:15?新庄市エコロジーガーデン 到着/開催中のkitokitoMARCHEでお買い物

自由解散

※電車でお帰りの場合、最寄り駅は「新庄駅」となります。

 

【現地までの推奨交通手段】
車/電車等+レンタカー

 

【持ち物・服装】

・汚れてもよい服装(一日目のみ作業をします)

・長靴(必ずお持ちください。晩秋時期の畑は泥が濡れており、足元を中心に汚れます)

・軍手(当日お貸し出しも可能です)

・カイロ

・タオル

※開催時期の周辺の気候は、10℃前後の予想です。収穫作業など動きを伴いますが、日が落ちると冷え込みます。脱ぎ着しやすい防寒具や、防寒対策品をお持ちいただくことを推奨します。

※甚五右ヱ門芋となめこ採り共に、作物の栽培状況によって、やむをえず内容を変更させていただく場合があります。(特に、甚五右ヱ門芋は最後の収穫時期のため)

 


 

【宿泊場所|ホテルシェーネスハイム金山について】

秋田県境にほど近い、最上郡金山町。町の中心から少し離れた神室山の麓に佇む森に囲まれた、滞在型のホテルです。豊かな自然のなかでアクティビティーを楽しむための拠点であり、地元の旬の食材使った料理や、金山杉をふんだんに使った天然温泉、サウナなども楽しめます。
お部屋は全室バルコニー付きで、グリーンバレー神室の大自然を眺望できます。

ホテルシェーネスハイム金山

レストランカフェ「パル」

 

ホットハウスカムロ
地元金山杉をふんだんに使った天然温泉。打たせ湯やサウナ、全身マッサージの浴槽もあります。

 

客室(ツインルームより)全室バルコニー付きです。

 

山形の「山」から教わる暮らしとものづくりの旅

日程
2022/11/19(土)~11/20(日)
時間
11:50~翌日 11:00頃
場所
山形県最上地域(真室川町、金山町、新庄市)
参加費
おひとり¥12,880(税込)
定員
10名

●お申込み方法:【こちら】のフォームよりお申込みください。
●お問い合わせ:03-6427-2301(担当:d47 MSUEUM 門脇)



応募受付期間:10月19日(水)~11月8日(火)
抽選結果発表:11月10日(木)までにメールでお知らせいたします。

※応募者多数の場合は抽選となります。

〈 プログラム実施までの流れ 〉
事前申込→応募多数の場合抽選→抽選結果のお知らせとお支払い手続きのご案内→参加代金のお支払い / お申込み確定

※応募者多数の場合、抽選となります。抽選結果はご応募いただいた方全員に11月10日(木)までにメールにてお知らせいたします。
※催行人数に満たない場合は、実施いたしません。恐れ入りますが、ご了承ください。
※期日までに旅行代金のお支払いが確認できない場合は、当選が無効となりますのでご注意ください。
※抽選結果ご連絡時に、お食事のアレルギーをお伺いいたします。

〈 事前にご確認ください 〉
・本企画のお支払い方法はカード決済のみです。
・本企画は宿泊を伴います。(各参加費・宿泊費・11/20(日)の朝食代は参加費に含まれています)
・トラベル行程は企画時の予定です。やむをえない事情により変更になる場合があります。予めご了承ください。
・スケジュール、解散時間は交通事情により前後する場合があります。
・本企画参加料金には保険料を含んでおります。(株式会社旅行ビジネスサポートの旅行災害補償制度に加入しています)
・参加料金にはコースを巡る交通費は含まれておりません。各自手配、お支払いをお願いします。(※立ち寄り先によっては、現金以外がご利用いただけない場合があります。)



協力:山から福がおりてくる、株式会社日々
監修・企画催行:D&DEPARTMENT

旅の立ち寄り先①|伝承野菜農家「森の家」(里芋掘り体験)
山形県真室川町で、「甚五右衛ヱ芋」などを20代守り続ける、伝承野菜農家の佐藤春樹さんが営む、自宅兼宿(※宿は現在当面の間お休み)。

伝承野菜農家「森の家」
旅の立ち寄り先②|遊学の森(なめこ採り体験)
豊かなスギ林とブナ林に囲まれた「遊学の森」。四季の彩りが美しく、春の新緑、夏の昆虫採取やトレッキング、秋の山の幸、冬の雪遊びと、一年を通して森を楽しむことができます。山菜や野草を採取して、ネイチャーゲームや、輪かんじきやスノーシューを履いて、動物の足跡を辿ったり雪遊びを実施。お子様が参加する体験プログラムも多数開催しています。

遊学の森
旅の立ち寄り先③|kitikitiMARCHE(キトキトマルシェ)
山形県新庄市にて、昭和初期に建てられた蚕糸試験場(現エコロジーガーデン)を会場に、5月~11月の第3日曜日にて開催されている、県内の食品、工芸など集まるマルシェ。地元で生まれたものを、地元で消費できる流れを目指し、生産者と消費者を繋ぐ場にしています。

開催日:毎月第3日曜日(5月~11月の期間)
時間:10:00~15:00
場所:新庄市エコロジーガーデン 

kitokitoMARCHE
講師:山から福がおりてくる
山形の手仕事を伝えるブランドとして、2020年に立ち上げ。「山から福がおりてくる」とは、その土地に根付いた恵の循環のこと。伝え続けるべき山形の文化や伝承技術を「工芸品」と「体験品」を通し、普段の生活に取り入れることを提案しています。

山から福がおりてくる
ものにはまわりがある展
「もの」の「まわり」と出会う14の旅
会 期:2022年5月16日(月)~9月19日(月祝)※水曜定休
時 間:12:00~20:00(最終入場は19:30)
場 所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)
参加費:ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制)

「もの」にはそれを取り巻く「まわり」があります。流行や情報でものを購入する時代から、購入後にどんな暮らしがあるのか、どんな人と繋がれるのか、生産地の成り立ちや、原材料や製造工程などの「まわり」への関心が高まっています。また、その土地の「らしさ」と言われる、地域の個性や文化がながく続くためにも、「まわり」への視点が注目されています。
本展では、その土地らしいプロダクト、場所、食文化、活動を「もの」として捉え、その「まわり」を会場内で紹介するとともに、各地のキーマンとのツアーや勉強会など、現地へ旅して学ぶプログラムを実施します。実際に「もの」の「まわり」に出会う体験を通して、継続的な関係性が生まれる機会になればと思います。

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