d SCHOOL わかりやすい中ノ沢こけし

中ノ沢こけしの工人、関根由美子さんと小林澄子さんをお招きして、中ノ沢こけしの絵付けワークショップを開催します。

こけしは、東北地方で生まれた木の人形。地方の名前がついた12もの系統があり、各地で特徴が異なります。なかでも、中ノ沢こけしには、ギョロっと大きな目で目のまわりがうっすら赤らんだ独特な表情を持つ「たこ坊主型」と呼ばれるこけしや、他にも「磯谷直行型」「氏家亥一型」と呼ばれるこけしがあります。

当日、お客様には真っ白なこけしの本体に、お顔も、胴体の模様も自由に描いていただきます。中ノ沢こけしには胴体の模様も様々にあり、轆轤（ろくろ）を使った横縞模様や、お花をモチーフにした模様などがあります。

猪苗代町の中ノ沢温泉周辺でお土産物として生まれたこけし。現在、中ノ沢こけしをつくる工人は9名、まだデビューされていないお弟子さんもいらっしゃいます。山に入り木を切り出すところから行うこけしの製作。完成までに多くの時間がかかるため、現在は中ノ沢こけし自体もなかなか手にすることができないといった声も多いです。そんな中、今回は工人の方々から直接お話を伺いながら、絵付けできる貴重な機会です。ぜひ、自分のお気に入りの柄を描き楽しみつつ、こけし製作の緊張感なども実感していただければと思います。

＜中ノ沢こけし絵付け工人＞

14日（土）　関根由美子工人

15日（日）　小林澄子工人