タネカら商店の郷土ごはん

種を命のはじまりと捉えたいという想いで、自分で育てた野菜から採った種を蒔いて育てる“自家採種”に取り組む生産者を、積極的に応援する八百屋「タネカら商店」。屋号のとおり、滝田俊輔さんと十河知子さんのお二人が大事にしているのは、土や種のことから考えて育てた野菜を届けたいという、農家さんの想いです。

 

タネカら商店さんを通じて学んだ農家さんの想いをみなさんに届けられるよう、旬の野菜を使って郷土料理を中心とした朝ごはんをご用意します。当日は、滝田さんと十河さんが、直接店頭にて野菜を販売してくれます。朝ごはんを楽しんだあとは、お二人の野菜にかける情熱を、ぜひ直に感じ取ってください。

タネカら商店の郷土ごはん

日程
2024/11/24(日)
時間
9:00-11:00(最終受付10:00)
場所
d47食堂(渋谷ヒカリエ 8F) Map 東京都渋谷区渋谷2-21-1 ヒカリエ8F
参加費
¥1,800(税込)

●お申込み方法:Webまたはお電話にて
●お問い合わせ:03-6427-2303(d47食堂)

●食材の都合により、お申し込み後のキャンセルはご遠慮ください。
●当日席のご用意もございます。当日はd47食堂に直接お問い合わせください。

d47食堂モーニング
「タネカら商店の郷土ごはん」
11/24(日)9:00-11:00(最終受付10:00)

 
〈メニュー例〉
※写真左から時計回りに、
○春菊と西条柿の落花生白和え
○埼玉|タケノコ芋のゼリーフライ
○季節野菜の揚げ浸し
○ケールとジャガイモの味噌汁
○鹿児島|から芋ご飯
 
※過去のメニューの一例です。
献立はその時々に旬の野菜をつかって作り上げますので、当日のメニューを是非お楽しみください。
当日は、タネカら商店のお二人も店頭にいらっしゃいます!
申し込みはこちらから
タネカら商店とは
タネカら商店を営むのは、滝田俊輔さんと十河知子さん(そして、お手伝いをしている十河朗子さん)。渋谷のd47食堂、東京店のdたべる研究所(現在は閉店)にて、長らくお世話になっています。





“タネカら”に込めた想い
屋号のとおり、お二人が大事にしているのは、土や種のことから考えて育てた野菜を届けたいという、農家さんの想いです。

(「タネカラ」では字数が悪いと、農家さんのアドバイスで「タネカら」と名付けたそうです。)



種は、買おうと思えば、たくさんの品種が揃っています。販売されている種の多くは、生育が早く、形も揃いやすい。病害や気候の影響に耐性があり、形も揃いやすいため、収量が多く見込めます。
 
一方で「自家採種」といって、自分で育てた野菜から採った種を蒔き、立派な作物を育てるのは、容易いことではありません。それでも、自分が生み落とされた場所で生き抜き、次世代へと繋がれた作物は、その土地でしか生まれない味わいを持ちます。
 
タネカら商店では、そうした、ある種の“挑戦”をする農家さんを応援しています。


十河知子さんが描く旬の野菜や果物のイラスト。数十枚にもなるコレクションは、d47食堂の家宝として保管している。


毎回入れてくれるお手紙。栽培方法だけでなく、農家さんがいかに作物と向き合ってきたのかという想いが添えられている。丁寧に綴られたひとつひとつのエピソードは、野菜を一層味わい深くしてくれる。
タネカら商店が考える「八百屋」の役割
滝田さんは自分たちの役割を「畑を空にすること」だと語ります。長く続けられてきた農の営みを、この先にも繋げていくために、生活者は、収穫の時期を迎えた旬の野菜をおいしく食べる。農家は、次の作物を育てる環境を整える。そうしたサイクルを回すことが欠かせません。



農家と生活者の間に立つ「八百屋」の役割を、タネカら商店は改めて教えてくれました。そこから、生活者である私たちも、野菜の買い方や選び方を、改めて考えてみるきっかけをもらえそうです。