靴下産業のもののまわり -saredoの糸と靴下-

綿の栽培からはじまり国産靴下の一大産地となった奈良県で、1948年から糸の卸業を営む「萱澤商店」。3代目の萱澤有淳さんと良子さんが2014年に立ち上げた「saredo -されど-」 は、国内の紡績工場で糸をつくる工程で出た、落ちわたを100%使用した糸で作った靴下やニット帽などを通して、リサイクルコットンを暮らしに取り入れる提案をしています。

今回の特集では、落ちわたから作られた糸と靴下を中心に、環境に優しいだけではなく見た目と使い心地の良さにもこだわられた、saredoのものづくりをご紹介。「たかが靴下、されど靴下」。選択肢が多様な現代において、一目には善し悪しの見えない靴下の品質にこだわることで気づかされる豊かさがあります。

また会期中には、ほつれや穴を糸で繕う「ダーニング」のワークショップを開催。使い捨てではなく、長く使い続けられるのものを選ぶことや、手直して使い続けるという saredoの提案する暮らし方に触れ、靴下をはじめとする身のまわりの道具をどのように選び、付き合っていくのか、みなさんと一緒に考える機会になれば幸いです。

靴下産業のもののまわり -saredoの糸と靴下-

日程
2024/10/31(木)~12/3(火)
時間
10:00~20:00
場所
D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA

●お問い合わせ:099-248-7804(鹿児島店)

\関連企画イベント/
saredoのダーニングワークショップ
2024年11月23日(土)①11:00~②14:00~(各回2時間程度)


場所:D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA
参加費:¥3,300(税込)
定員:各回4名
お申し込み方法:店頭/お電話
お問い合わせ:099-248-7804(鹿児島店 10:00~20:00)

saredoより萱澤有淳さんと萱澤良子さんをお招きし、お客様にお持ちいただいた衣服の穴の空いた部分を、saredoの糸を使って補修をします。穴が空いていない衣類でも、リメイクするようなイメージでワンポイント糸を差し込んでいただいても大丈夫です。ダーニング用の糸はsaredoの様々な種類の糸の中から衣類に合うカラーや風合いのものをお選びいただけます。すでにご愛用のsaredo商品があれば、お持ち込みも歓迎です。糸の選び方のポイントや、こだわりなどのお話を聞きつつ、じっくりダーニングに取り組むワークショップです。

詳細は、こちら。
靴下産業のもののまわり -saredoの糸と靴下-

株式会社萱澤商店/saredo

萱澤商店は、1948年に奈良県大和高田市で創業した糸の卸会社。取締役を務める萱澤有淳さんが企画・開発を担当し、奥様の良子さんがデザイナーとして携わるブランド「saredo」を2014年に立ち上げ。定番商品のリサイクルコットン糸は、国内の紡績工場で糸をつくる工程で出た「落ちわた」を100%使用し、独自の紡績方法で紡がれています。